海外での生活・仕事

ドイツ語を習得するために旅だった友人 その2

2016/07/12

どうもですっ!

まずはご報告から。

先日、コメント欄にて常連の「たこす様」から良書をご紹介いただきました。で、早速購入!

hon tizu

う~ん…波乱万丈そうな雰囲気が漂ってきています!
昨日届いたばかりです。今から読むのが楽しみ!

学生の頃は友人や教授が良書を紹介してくれましたが、卒業すると良書の紹介をしてくれる人が周りにいないので、非常にありがたいです!たこすさん、本当にありがとうございました!

 

ドイツ語を志した友人

さて、続きです。

ドイツ語を習得するために旅だった友人 その1

威勢だけは立派な友人。ドイツ語を独習しただけで根拠の無い自信があふれる様は男として見習いたいものがありました。

ドイツ語を試したくて仕方なかった知人は、出会う人出会う人にドイツ語で話しかけていました。もちろん、彼らがドイツ語を話せないことを前提にですが。

妻の英語力を侮り、有頂天になっていた彼。
妻の父親が帰宅。バリバリのドイツ語が話せます。

「親父さんはドイツ語がネイティブ並だから話しかけてみなよ!」

「お、おう…」

が、遠慮しているのかなかなか話しかけることができず、親父さんの方からドイツ語で話しかけていました。挨拶をしたようですがそれすら聞き取れず、彼はだんまり。自信たっぷりだったのですが、一気に心を折られたのか、

「いや…俺はほとんどドイツ語話せないんだよね…」

まあ、それはわかっていましたけど、だったらそこで止まらないで通じなくてもいいから、親父さん相手に何か話せばいいのにそれすらせずにひたすら親父さんとの会話を避けていました。

別に親父さんがいかつくて話にくいタイプってわけではありません。勉強中の言語をネイティブ並みに話せる人と会話するのは緊張するものです。私も気持ちはわかりますが、彼に関してはビビりすぎでした。

著作者:bngdesigns

著作者:bngdesigns

彼と一緒に街を散策

彼女(妻)から、私と友人二人だけだと街を歩くのは危険。スリも多いし、ジプシーが話しかけて来るのでくれぐれも気をつけること、話しかけられても絶対に相手にしないこと!と言い含められました。

彼は…口で言うほど海外に慣れてはおりませんでした。
旧市街の目抜き通りを歩いていると、ジプシーや飲んだくれに話しかけられることがあります。私が一人で歩く時は無視するのですが、彼はそれにいちいち構うんですよね。

いかにもなこ汚いジプシーがジプシーらの母語?で話しかけてくると、すぐに聞こうとする。絡まれているだけなのに、ご丁寧に聞き返す^^;私は相手にしないよう伝えましたが、どうにも彼は相手にしてしまうんですよね。

ジプシーたちは手荷物を持とうとしてきたり、占いと思しきテーブルが置いてある方を指差して、そちらへ案内しようとするし…。危うく付いて行きそうになっているし^^;

彼の様子を見ていると好奇心からではなく、逆らうのが怖くて付いて行っている様子でした。

「絶対に相手にするなよ!聞いたってどうせわからないんだから!」

「で、でもよ…相手にしないと逆に捕まりそうだし…それしても、二人で歩いているのになんで俺だけ話しかけられるんだよ…」

彼女の国は彼が短期滞在していたドイツのデュッセルドルフ(日本人街)とは違って治安が良くないので、驚くのも無理ないはないと思いますが…なにぶんヘタレすぎです。

 

急に凹みはじめて半べそ状態

屋台っぽいところや変わったお店を散策。屋台の亭主にドイツ語を話しかけたり、意外とアグレッシブな面も見せたものの「ドイツ語が通じない」とわかっていたやっているだけです。

「何だよ~誰もドイツ語わからないじゃ(略」

変なところで強がりつつも、見知らぬ土地、やたらと話しかけられることにビビリ始めたのか、彼が半べそをかき始めました。

「デュッセルドルフと全然違う…ヨーロッパなのに…おれはなんにもできねえ・・・」

聞いているこっちがわかりません^^;
この一言はなぜだか10年以上たった今でも忘れられません。

推測するに、

  • ドイツで相当鍛えられた(と思っていた)のに、ここでは全くドイツ語が通じない
  • 気を抜けない治安の悪いところに改めてショックを受けた
  • 外国の雰囲気、人々に何となく圧倒された
  • ホームシック

旧ソ連圏ですからね。今と比べて相当治安も悪かったし国民のモラルも低いので、こうしたギャップが彼の精神にこたえたのだと思います。

彼の表情を見ると明らかに疲労の色が濃くなっています。先日とは一転して一気に自信なさげの顔に…。彼がこんな表情をしたのは…中学時代にすべり止めの私立高校を落ちた時以来です。

著作者: CEBImagery.com

著作者: CEBImagery.com

ジャンパーに食い込む爪痕

彼と一緒に路面電車で帰宅している

 

と、物乞いっぽい様子をしたお祖父様が乗車。私のところにやってきて何かを訴えかけ、お金をせびってきましたが無視。アジア人だとすぐにたかってくるんですよね…。

おじい様はすぐに諦めて友人の元へ。
友人は私のすぐ後ろの席に座っていましたが、ドイツ語で「NO」っぽい事を言っていたし、おじいさんの話を聞いている素振りをするのでなかなか離れません。その間、友人は私のウデをギュッと握りしめていましたw

やがて彼女の家のある最寄り駅に到着して下車。
彼はずっと私のウデを握りしめたまま…。

「あの爺…もっとしつこくしてきたら、襟首掴んで怒鳴りつけてやるところだったぞ…」

「その前に手を離せよ(笑」

私の合成皮革製の安コートに、彼の爪あとがしっかりと残っていました。どんだけ怖かったんだよ…思いっきり震えているし。武者震いってやつか…(嘘。

著者: mjranum

著者: mjranum

更に凹んで泣き始め…他人の彼女にもたれかかる友人

彼女の家に着いてから三人でまったりとお茶を飲んでいると、彼が急に泣きべそをかき始め、彼女にもたれかかりました。

「?!ちょっと!だい!どうしたのよ?彼?」

「どーしたんだ?」

「早くデュッセルドルフに戻りたい。ここじゃあ俺はダメ人間だ…」

「取り敢えず彼女から離れろ(笑」
襟首掴んで彼を引き離すと、べそをかきながらグチグチと語ってくれました。
上記とほぼ同じ内容に加えて、

  • 私に彼女ができたことに嫉妬している。羨ましい。
  • 外国語(私の場合中国語)が話せるのが羨ましい。
  • 正直初めて外国に来た感じがした。外国にビビった。
  • 自分の無力さに凹んだ。
  • 俺の親父は早稲田大卒で一流企業に勤めている(滞在中やたらと親父の凄さをひけらかしていた)。なのに俺は…。

ようなことを言っていました。自分でも上手くまとめることができず、言葉少なにぼつぼつと泣きながら話してくれました。

まあ…気持ちがわからなくもないです。
私が19歳の頃、挨拶程度の中国語しか話せないのでバックパッカーに行った時も、同じような無力感、日本とのあまりのギャップに凹まされましたから。

私と彼女で慰め(どうやって慰めたのかわかりませんが)、とにかくドイツに戻ってドイツ語学校に通って徹底的にドイツ語を勉強したらと勧めました。

しかし、ひと泣きしてすっきりしたのか、またしても態度が横柄に。
彼女の実家で食事をごちそうになっていたのに、

「まあ、この料理は喰えるな」
「まずくはない」
「この料理は俺の口にあわない」

というものの言い方をするようになるまで回復しました。更に食べ方も見事なまでのクチャラー。

その度に注意はしてきましたが、全然治りませんでした。
彼がドイツに戻る前日、彼女と私と彼とで外食。
見事な抱負を語ってくれました。

「俺は…ドイツに戻ったら死ぬ気でドイツ語を勉強してやる!ドイツ語をマスターしない限り日本へは戻らないぜ!」

「じゃあ・・・お前一生帰国できないじゃないかw」

と茶化したら本気で怒られました(笑。

彼は帰国していきましたが、かなり無礼でしたね。
彼女や彼女の両親に感謝の言葉を述べることが少なく、食事のお礼や泊まらせてもらったお礼もなし。別におみやげ欲しさではないですが、手土産やお世話になるので幾ばくかの現金を渡すべきです。

私とは親しくても彼女と彼は赤の他人ですからね。
私は彼女の家にお世話になる時は毎回、僅かではありますが生活費等を彼女の家に渡していました。彼は数日でしたが、私は1ヶ月近くやっかいになったわけですから当然です。

Walking Around (52th/52)

彼が去って1年以上が過ぎてから

彼とはしばらく連絡をとっていませんでしたが、1年後彼から手紙が届きました。
しかも、ドイツ語と英語で書かれており彼女宛でした。
英語は彼の親父さん直筆。
ドイツ語は友人が書いたものでした。
それと、私宛に数行日本語がしたためられていました。

「ドイツ語を学んで1年以上が過ぎた。もうすぐマスターできそう」

とのこと。相変わらずの自信。

英文を彼女が拝見。
彼女いわく、彼の親父の英語は相当ひどいものでやたらと難しい言葉ばかりを引用していて文章として成立していないとのこと…。

彼女の父親がドイツ語を訳してくれましたが…

「彼は本当に1年間ドイツに留学していたのかね?文法もめちゃくちゃだし、何が言いたいのかわからない」

げえ~!?

まるで成長していない!?
彼とはこの後連絡がずっととれずにいます。日本にいるのかドイツにいるのか不明です。もし、まだマスターしていなかったらドイツにいるはずです。

外国人女性はネットでの出会いに対しては非常にオープン!




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