語学系学生の就活

語学系学生の就活のお悩みの続き

2017/01/06

 

学生を採用する側の企業は、語学学系学生に対してどんな期待を抱いているのでしょうか。もしくは語学系学生ならこれくらい出来て当然というイメージなのか。帰国子女だから、バイリンガルだから就職も有利だろう…。

私は外国語の大学に通っていましたが、ぶっちゃけ英語がほとんど出来ませんでした。就職活動のPR用に勉強したのではなく、中学高校と英語が赤点ばかりだったし、将来的に英会話くらいは出来ないと…と、発音から独学し始め、文法についてはbe動詞から勉強していました^^;
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英語できない語学系大学の学生

自分は一般入試で入学したのではなく、編入学です。
中国語の専門学校を卒業後、中国へ留学、帰国後ブラック企業に就職^^;、大学進学の夢を諦めきれずに入学しました。中高の頃は英語が大っ嫌いで徹底的に避けていました。

編入試験は希望する専攻語の試験がメインですので英語の試験はありませんでした。
無事入学はできましたけど、やはりコンプレックスは正直ありましたね。英語はできない、学力は低い。おまけに年も食っていたでしょ^^;23歳から入学しましたから…18歳の新入生にとったらおっさんですよ!

私の事を表立って馬鹿にする人は一人もいませんでしたし、大学の友人、知人たちは本当に良い奴ばかりでした。私の通った大学は世間的に見ても良い方ですし、学生の質も高く優秀。しかし、私自身は優秀でもなんでもない凡人未満の人間。だからこそ、単位に関係なく勉強したい講義を片っ端から受けていましたね。大学時代が一番勉強していたと思います。

「専攻は中国語だけど、外国語の大学何だから英語は普通にできるんでしょ?」

ええ…、自分に関しては例外です!普通に出来ませんっ!

筆記試験(数学、英語など)、SPI、小論文…と面接に入る前のテストをクリア。
面接では「英語はできるんでしょ?」という一言。この時は正直に答えていました。

「日常会話もろくすっぽ出来ません」

英語については勉強中であることを告げましたが、そんなのがフォローにならないほど出来ないアピールをしていましたね^^;当時はこの教科書で勉強していました。アメリカ口語教本・入門用(最新改訂版)

面接官の方はおそらく私に気を遣ったのか、慰めようとしたのか、はたまた英語力が本当に必要ないからかわかりませんが、「まあ、募集条件として英語は掲げていないからね」との一言をよく頂いていました^^;

そんな言われ方をして不採用になった事もあれば、内定を頂いたこともあります。英語力をあまり問わない企業を回っていたというのもありますけどね。でも、前の記事にも書いたとおり英語はできるに越したことはありません。

語学系学生の就職活動 大手就職にするか?中小でも語学を活かせる職場か?

 

他の学生は就活でしっかりと自分をアピール

英語専攻の学生、他言語専攻だけど英語に自信のある学生は、英語力をしっかりアピールしていました。英語だけでなく、就職したらこんな仕事をしたい、将来の目標をしっかりと掲げていた人ばかりでした。

学生同士で面接の模擬練習(圧迫面接もした)をした時、みんな将来のビジョンをきちんと語っていたし、スキルもあり、現在勉強している事(卒論の課題やゼミの話)など、卒なく自己PRを行っていました。自信のあふれる姿。やっぱり中高としっかり勉強してきた人はオーラというか、今までの努力が自信となって発言に説得力がありました。

「自分よりも年下なのに…すごいわ。自分が面接官なら採用だわ…」

と、思い切り感心していました。

ところが、就職氷河期ということもあってかみんな苦戦していました。私も当然苦戦しておりました(笑)。が、自分のような人間と同期たちは大学こそ同じものの、スキルや学力といった点で遥かに同級生に劣るわけですから、当然といったら当然。それでも、専門卒(実質は高卒扱い。高校もアホだったし、何より自分がアホ)の肩書でハローワークに足繁く通い、書類選考や筆記で落ちゴミのように扱われていた頃と比べれば天国です。

  • 色々な企業から採用試験のお誘いがある(企業の就活DM)
  • 説明会はご丁寧に行ってくれる
  • 質疑応答もしっかりしてくれる
  • 面接時は紳士に接してくれるし、こちらの話も聞いてくれる

だから、就職活動は大変だったし焦りもあったけれど、不採用になってもそれほど落胆しませんでした。また次があるさ!とガンバレましたね。当時、既卒者の就活と学生の就活は天と地。既卒者の方が幅が狭いし、偏見もあることを知っていました。だから、学生のうちに仕事を決めようという気持ちは他の人よりも強かったです。

 

語学系学生が陥る4つのタイプ

語学力ゴリ押し

語学だけ人間になってはならない。
語学だけをアピールしていてはいけません。
同期の中にはやたらと英語のアピールばかりしていて、通訳会社に勤めるわけではないのに、そんなにアピールしてもプラスにはならず、勘違い学生のレッテルを貼られてしまうかもしれません。

 

 グループディスカッションではしゃぐ

この人ならすぐに内定を取れるだろうという人が以外にも大苦戦。
英語アピール、それとグループディスカッションでやたらとでしゃばってしまったのが原因だと、話を聞いていて思いました。英語圏に留学してグループディスカッション、積極的に自分の意見を言うのは良いことですが、自分の発言時間が長く、他の人に話をさせないようでは帰ってマイナスです。

留学帰りや帰国子女の人でグループディスカッションが得意という人は随分いました。ただ、相手の意見に耳を傾けて、それに対して建設的な提案をするようでないと、就活のグループディスカッションは乗りきれません。

それと、面接官なる人達は、グループディスカッションをきちんと評価できるのかと胡散臭く感じていました。偉そうに座っている方、あなた若いころこんなディスカッションしたことある?どうやって評価しているの?なんて心の中で思っていました…。

私はグループディスカッションが超苦手で、自分でも何を言っているかわからない時もあったし、基本的に自分は聞き手ばかりでした^^日本の会社に就職してから、激しいグループディスカッションなんてそうそう無いと思うんですよ…。一部の大企業はあるでしょうけど…多くはやんわりとした話し合い、相手のメンツを潰さないように、後腐れ無いような話し合いが大半です。

中小に勤めている自分にとって、毎日就活並の激しいグループディスカッションやっていたら疲れます^^

 

留学帰りや帰国子女は日本の就活システムに不満

就活時期に不満があるのは確かでしょう。その他、筆記試験を2回以上行い、数回の面接。6回目の面接が最終で、そこまでこぎつけたと思ったら不採用。面接も他企業とバッティングすることも多く、面接の日程を組むだけでも大変。

海外留学した経験のある学生の一部は、日本企業のスケールの小ささ、日本的な考え方に息苦しさを感じていました。就活しても他の学生に負けてしまう。自分より劣っているはず(語学ができない、海外経験もない)の学生に負けているのはなぜだ!?と感じてしまう。

就活をしていて大事なのは、他の就活生のことを考えないことです。考えても全く意味はありません。嫉妬したり不満をもったら就活のモチベーションが下がるだけです。

日本で就職するのをやめて、再び海外留学、大学院進学をする人もいました。年度によって違いますが、私が卒業した大学では、卒業生の6~7割が就職組。残りが留学、進学、留年でした。

 

 日本で働くことが息苦しい

この気持は良くわかります。私も専門を卒業した後に留学、帰国後就職活動しましたが、自分が全く評価されず、就職こそ出来たものの語学は使わないし、ブラックな職場だし、自分はこんなところで終わる器じゃね~!なんて思っていましたよ。青かったです。海外に行って視野を広げたつもりでしたが、実際はまだまだ全ッ然視野の狭い男だったのです。今思うと恥ずかしいです。

 

留学経験者、帰国子女がアピールすべき点

環境への順応力が高い

日本でずっと暮らしていて、20過ぎて海外留学。初めての外国で相当なカルチャーショックを受け、ホームシックにもなり、新しい価値観も身につけた…。そんなあなたは環境が変わっても順応できる能力があります。環境が変わった時のストレスは半端がありません。ましてや海外で働くとなると、最初の半年はものすごく辛いです。

そのようなプレッシャーにも耐えられるという芯の強さをアピールする。
異国では日本人や現地の人とどれだけ上手くコミュニケーションをとったか、トラブルを処理したのかを具体的に話すと良いでしょう。

 

積極性

留学経験者は積極的だけど、俺が俺がでしゃばるタイプが多いのではないか?と思っている面接官はかなり多いです。実際うちの会社でもそういう考えの人はいます。
話し方の態度や、周りの人間を押しのけるようなアピールではなく、淡々と自分がこれまで取り組んできた勉強や仕事など、どれだけ精力的に積極的に取り組んできたことをアピールすべきです。

 

豊富な価値観

数年間海外生活をしてきて、日本人以外の価値観を備えていることも大きな武器です。
一つの視点にとらわれないのは強みです。日本では常識だけど、海外では非常識。またはその逆。順応力と被りますが、自分が海外で経験したカルチャーショック、出来事を話す。少しでもあなたの「厚み」を知ってもらいます。

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自分が面接した時のこと

自分が就活面接していた時のことを書きます。
前にも書きましたが、企業側が就活生に対して「この会社であなたがやりたいこと」の質問は、企業にとってそれほど大きな関心事でもないです。それよりもあなたが今までどう生きてきたか、どんなことに頑張ってきたかを知りたがります。

やりたいことについては、私はどの企業にも対応できるつまらない回答ばかりしていました。HPで会社の業務をみても詳しいことまでわからないですからね。自分でイメージを作って、この会社でこんなことをやってみたい!と妄想を膨らますのもちょっとなあ…なんて思っていました。

就活していた頃は25,26でしたからね。年齢的にもそうですし、職歴に砂が付いていることだし、22、23の学生と同じようにやりたいことをこれでもかと語るのはどーなんだろ?と思っていたので、まさに社交辞令のごとく無難な回答しかしませんでした。

 

面接官に聞かれたこと

  1. どうして大学に進学したのか。
  2. 中国留学終了後から進学までの期間(1年半の就職期間)。
  3. 趣味について。
  4. 語学力について。

この4つをよく聞かれました。

1.大学進学について

昔から大学には行ってみたいと言う強い思いと、大学に入ればもっと就職の幅が広がるのではないか、有利になるのではないかと思ったからです。

圧迫系の面接官からは、

「その年で大学に行くなんて親に迷惑じゃないの?反対されなかった?周りの学生よりも年取っているしさあ~」

「そうですよね。親には迷惑をかけています。ただ、進学については飛び上がるほど喜んでくれました。〇〇部長(面接官)見てくださいよ。私の履歴書。頭のわるい高校でて就職。ここからこの大学に入ったら、人の親だったら喜ぶでしょ?部長のお子さんが私みたいな経歴で、この大学入ったら嬉しいでしょう?」

と言ってやった覚えがありますwそしたら黙ってましたけど。
就活にも慣れ、練習用に受けた企業での一幕です。良い学生は真似しないように…。

 

2.就職していた時のこと

他の学生は就職の経験なんてありませんからね…。何だこいつ!?と多少驚きながら「就職していたことあるの?」なんて聞かれていました。

職種は営業。ブラックな企業でものを売り歩き、パワハラもあった企業でした。そこで鍛えられたことを話しました。また、どんなアルバイトをしていたかも話しました。バイトのリーダーになってシフトを組んだり(社員がやる気なしで私に任せていた)、一人二人バイトが休んだだけで前線が壊滅するシフトしか組ませてもらえなくて苦労した。お客とのトラブルなどを中心に話しました。

 

3.趣味について

私はブラジリアン柔術をやっていたので、履歴書の趣味欄を見て食いついてくる面接官もいました。ブラジリアン柔術の歴史とか、自分が出場した試合について語っていました。

 

4.語学力について

「外国語の大学なんですけど英語がダメなんです」

これは食いつきが良かったです^^;マイナス評価ですけど。努力中であることは事実でしたので、前向きなフォローはしておきました。

「中国語はどれくらい話せるの?日常会話は大丈夫?」

この質問も多い。
多くの語学系学生が聞かれているはずです。

「基本的なことは話せますが、日常会話は苦手です」

こう答えると面接官の食いつきが良かったです。基本的なことは大丈夫なのに、日常会話は苦手?どういう意味?と思うのでしょう。

日常会話は政治経済、芸能、スポーツと幅広いです。
ただ、専門用語と仕事の内容さえ覚えてしまえば、十分活用できる語学レベルであることを説明しました。日常会話の範囲は広すぎます。多くの方は日常会話なら出来ますと答えているはずです。これだと相手もあまり突っ込んでこないんですよね。

自分なら仕事を覚えて、仕事の内容を外国語で表現できますとアピールできるチャンスなので、上記のセリフはおすすめです。

 

人生を振り返ると、めちゃくちゃ頑張ったこと、トラブルを解決したことなどは誰にでもあるものです。それらを思い出して就活アピールにしてみましょう!

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