外国人と外国語で交流すると、話したいことも話せない?

 

私は中国語を未だに勉強中です。 と言っても、バリバリ勉強するのではなく、時々中国語の本やネット記事を読んだりするだけです。後は仕事で使うくらいでしょうか。

私の知人の中国人(おばあさん)と定期的に会って中国語を教えてもらうことがあります。

私の妻がヨーロッパの人であるにも関わらず、私と彼女の共通語が中国語であることもすでに知っています。

私と中国語でひとしきり会話した後、何か引っかかることでもあったのでしょう。

「奥さんと中国語で交流しても話題に制限があるんじゃない?話せる事なんてたかが知れているでしょ?」

と言われました。

外国人と結婚する時には覚悟が必要

まあ、この手の魔大陸人による節操ない質問は10年以上受けてきましたので、何とも感じなくなってしまいましたが、恋愛したばかりの頃は嫌でしたね。

話題に制限がかかるということはありませんが、言い回しや母国語並みに気の利いた冗談や掛け合いはぶっちゃけ中国では難しいです。 しかし、妻と知り合って恋愛して結婚して…かれこれ15年が経ちましたからね!今更話題がどうのこうのと言われてもピンときません。

  • 2人の将来について
  • 日常生活での世間話
  • 友人のゴシップ
  • ニュースを見ながら意見を交わす
  • 映画やドラマを見て共感しあう。感想を述べ合う。
  • 子どもの教育について
  • 家のローン

などなど…。 話題は腐るほどありますし、実際にいろいろな事を話し合ってきました。 私と彼女にとって中国語は完全なる第三言語。

だから、中国人のようなネイティブスピーカーでもないし、ネイティブでは無いからといって変な負い目がありません。

どう表現していいかわからず、辞書を引くシーンはほとんど無くなってしまいましたが、簡単な単語やそれっぽい単語でその場をやり過ごしてしまうこともあります。怠け癖ですねw

だから、話題がなくて言いたいことが言えない状況ではありませんし、不自由だと思うことは全くと言っていいほどありません。まあ、最近は日本語の方が多くなってきた…というのもありますが^^;妻の日本語力が上昇!

しかし、中国人が私と中国語で話す場合、退屈するのかもしれませんね。 ネイティブスピーカーの語彙は豊富ですし、ネイティブのくせのある発音、早口、彼らの観点から発せられるジョークを一言一句聞き取って、うまく合いの手を入れるのは難しいです。特に初対面の早口中国人に対してはきついですね。

それと、聞き取れないこともあるので、「もう一度言ってくれますう?」なんて聞き返されたら、「外国人と中国語で話してもあまり通じないし、面白くない」と思うのでしょうね。

別に中国人だからと言うわけではなく、外国人がネイティブスピーカーとその国の言語で話す場合、ネイティブスピーカーの方が退屈してしまうということです(外国人の話す言語があまり上手くない場合)。日本の芸能界にいる日本語ペラペラな外国人タレントは別ですけれど^^;。

日本人とベトナム人、日本人とウクライナ人のカップルがあったとして、共通語が英語だったとします。2人が英語圏で暮らしている場合は、話は別ですが、この場合、ネイティブほどの英語力が無かったとしても、お互いに言いたいことが言えて支障がなければ気にする必要はありません。

もっと英語が上手になりたいと思っているはずなので、2人でわからない言葉を勉強すれば良いし、前回の記事で書いたような「私の英語は下手ですが…」などと考えなくていいのです。

英語は国際語として定着していますから、英語を母語としない人同士が英語を共通語として恋愛、結婚していても特に目立ちませんが、大規模な言語になったとはいえ中国語のようなローカル色の強い言語を共通語としているカップルは非常に目立つのでしょう。

成田空港へ行く電車の中で白人男性と黒人女性のカップルが、あまり流暢ではない日本語で話していたので、おそらく彼らの共通語も日本語でしょう。私も彼らと似たような言語環境なのであまり違和感が無いどころか、親近感を覚えましたが、普通の日本人にとっては奇異に映るかもしれませんね。

確かに付き合って間もない頃、中国人の前で中国語を話すのが気恥ずかしいと感じたこともあります。 しかし、そんなことを考えても仕方のないことだし、見ず知らずの中国人にどう思われても構いません。恥ずかしがっていたら交流も出来ません。魔大陸のみならず、日本にもゴロゴロ転がっています。スーパーで買物をしていても、電車に乗っていても見かけますからね。

私達に指を指しながら、

「あの2人中国語で話しているよ」

「外国人(おそらく妻。私は中国人に思われている)が中国語話しているよ~」

なんてセリフはよく耳に入ります。

そんなことが10年以上続いていますので、今では全く気にならないですねw。

著作者: NeoGaboX

著作者: NeoGaboX

きっと、彼女が中国人だったら私の中国語もそれ相応の中国語を求められていたと思います。

第三言語にはメリットもデメリットもありますが、どこそこのカップルと較べて自分たちはあーだこーだと比較することではありません。

その中国人のおばあさんに対しては、

「15年の付き合いですし、色々なことを話してきました。中国人にとっては私の中国語レベルでは物足りないかもしれませんが、お互いに通じ合えていますし、話題も豊富にあります。配偶者が外国人でなく、同国人同士でも話題が無かったり、離婚する人もたくさんいますよね。私達は不自由しているという実感はありません」

と言っておきました。

「そーいえば、私も旦那とはあまり話さなくなったわね…」

とのこと。 気が合う、話題があるというのは夫婦にとって大事なことです。

家に帰っても一言も言葉を交わさない仮面夫婦なんてのもあるようですから、本人たちが出来ていればいいと思いますし、子どもにはお互いの母語をしっかり教えていけば良いと思います。








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コメント

  1. LP より:

    お互いの共通語が第三言語ってのもよいですね!
    お互いにお互いのことを理解しあおうとする気持ちになりやすいので、
    より仲良くなりそうですね。
    私の場合は、もしお互いの第三言語で話すとすればドイツ語になりそうですが…
    私は挨拶程度しかできないのできっと会話が成立しないですね ww

    そういえば、デート中に周りからどう言われているかって気にしたことなかったです。
    というか…彼女に夢中すぎて周りが見えていない、かも…? 笑

    ただ、友達とかから「英語勉強できていいじゃん!」って言われるのは
    ちょっとイヤですね。
    英語を勉強したいからデートを重ねているわけではないので。。。

    私は、別に英語をしゃべれるから、しゃべりたいから彼女と英語で話している
    わけではなく、英語が彼女の母国語だから英語で話しています。
    もし相手がフランス人だったら、相手の言語を学んでもっと相手と仲良くなりたいと
    考えているので必死で新たにフランス語を勉強します。

    ネイティブとの会話で相手を退屈にさせてしまうかどうかは、その言語をうまく話せるか
    どうかより、自分の人柄がどうか、相手が思いやる気持ちを持っているかどうか、とか
    もっと違う次元のようなものな気がします。
    と、いうのも…

    > 外国人がネイティブスピーカーとその国の言語で話す場合、
    > ネイティブスピーカーの方が退屈してしまう

    > 同国人同士でも話題が無かったり、離婚する人もたくさんいます

    は、まさに「相手の言語をうまく話せるか」が関係ないことを示しているのでは?と思います。

    なんだかまとまりがなくなってしまいましたが…気が合う、話題があるってのは、
    言語を越えた何かが必要なんじゃないかと感じましたが、いかがでしょうか?

    • dai より:

      >ネイティブとの会話で相手を退屈にさせてしまうかどうかは、その言語をうまく話せるか
      どうかより、自分の人柄がどうか、相手が思いやる気持ちを持っているかどうか、とか
      もっと違う次元のようなものな気がします。

      そうなんです!
      私も言語のうまさや語彙をたくさん知っているかではなく、相性や感覚が大事だと思います!
      言語を越えた何かが無いと10年以上も一緒に添えられません^^;
      母国語云々については、ネイティブの全くの第三者から見ての感想なんでしょうけど、私達にとっては「だから何?」という感覚です。

      仰るように言葉が通じても意志や気持ちが通じ合えなくて離婚しているひとはたくさんいますもんね。
      言葉が大事だなのはもちろんですが、その他にも大事なものがあってこそですよね!

      • LP より:

        daiさん、

        ご無沙汰しております。

        しかし、言葉以外の部分ってなかなか説明しづらいし、見えにくいですからねぇ…

        なので、彼女に感謝の気持ちを伝えたいときはその言葉と一緒に小さな花束を渡してます ^^

        • dai より:

          どうもです!
          言葉以外で表現するのは難しいですが、花束は強力な味方ですよね!

          • LP より:

            daiさん、

            しかし、花束を選んで買ってるときのあの時間はなんともいえない時間で、なんだか恥ずかしいですね ^^;
            でも、また機会があるときに渡してみます!

  2. 昇り龍 より:

    とても興味深い話です。言葉が流暢だからといって
    恋や愛情が持続する訳ではないな、そういう感じは
    ずっとしていました。逆に言葉が通じる同国人カップル
    であっても色々と揉め事や誤解も生じますし、多重言語
    生活空間の方が脳が活性化して躍動感あふれる人生が送れると思います。
    グローバル化した世界において言語・社会学者が解明すべき重要なテーマですね。
    Daiさんに質問なのですが、テレビで外国人が
    我々でさえも驚くほど日本語を流暢に話して議論をしているのを
    よく見ますが、逆に外国のテレビで日本人が現地の言葉を
    駆使してゲスト出演している有名人はいるのでしょうか?
    身も心も日本人になりきれば日本語を使いこなすのは
    難しくないという話を聞いた事があります。
    これに関連しているのですが、日本人のメンタルと同時に現地人
    のメンタルの両方を使いこなす為にはどうすれば
    良いのかという議論に大変興味があります。
    アメリカに居る時に日本人の知り合いと「日本人としての
    アイデンティティーを大切にしたい。でもそれだと現地に馴染むのが難しい、
    どうすればいいか?」という話題をよくしていました。
    是非、Daiさんのご意見を伺いたいです。

    • dai より:

      他種言語空間、間違いなく脳内活性化しますね!
      多言語脳を切り替えると、頭の回転も良くなりそうです^^

      外国で活躍している日本人もいますよね。
      ほとんどスポットを当てられることはありませんが、アメリカでコメディアンをしている日本人もいるようです。しかし、有名人となるとほとんどいませんよね。ハリウッドで活躍した渡辺謙、真田広之も英語を駆使していますが、それ以外は思い当たらないです^^;

      >「日本人としての
      アイデンティティーを大切にしたい。でもそれだと現地に馴染むのが難しい、
      どうすればいいか?」

      これは課題ですよね…。
      私は2,3年の期限付きの中国駐在でしたので、そこまで考える事はありませんでしたし、アイデンティティを大切にするまでもなく、現地化したくないと思っていました^^;

      発展途上の国と、先進国での滞在では日本人としての立場は違いますし、もし、私がアメリカなどの国で長期滞在することになったら、昇り龍さんのように議論していたかもしれません。

      • 昇り龍 より:

        daiさん、ご返答ありがとうございます。
        言語空間が多様だと心まで豊かに感じるので
        自分はほっとします。
        日本語だとかえって誤解が生じることや、
        以心伝心みたいなものまであり便利なのですが
        疲れることもありますね。言葉は難しいです。

  3. KT より:

    Daiさんの奥様、日本語は問題なく話せるんですよね?

  4. KT より:

    すいません、日常会話程度って意味でした(^^;)))

  5. たこす より:

    台湾には結構日本人タレントいるらしいですね!まえ台湾の日本の世界番付みたいな番組に日本人タレントが他の外国人と一緒にでてるのを見たことあります。